どすこいゆとはんと母の翻弄人生

某ドナルド・トランプ氏が米国大統領に当選したまさにその日、大難産の末産まれたゆとはんと、彼に翻弄されまくる新米母の日々です。

【誕生記録③】~なくならない胎動と恐怖のいきみ逃し~編

まだまだ続く誕生記録。。

なかなかまとまらず申し訳ありません!お付き合いください!

 

~⑦迫り来るYUTOHAN~


じゃあ一旦帰るね、またなにか変化があったら呼ぶのよ!と、面会時間終了後、旦那が帰宅しました。
※わりと常にオネエ言葉

 

1人になり、真っ暗な外を見て、さて、、と一息。
え?これここからさらにかかるの?マジ?
なんかめっちゃシーンとしてるんですけど~!ヤダ~どんだけ~!?

 

そんな中、ズーンズーンと、少しずつ陣痛は重くなってきていました。


間隔をアプリで測ったりしていたのですが、もはや、このころには横になって1人「フシュウウゥ…」という奇妙な吐息を吐かないと、己を保てなくなるほど。
カーテン越しに寝ていた方が、どんな方だったのか、結局わからずじまいでしたが、きっとホラーもしくはSF的なあれを感じたに違いありません。
その節はゴメンナサイ。


それでも時々覗きにはきてくださる看護師さんと、

「まだ余裕ギリありそうだねっ♪」

「…(無)」

という無益な会話を繰り広げながらただひたすら耐えていました。

 

果たして、旦那が去って1時間後…!
子宮口の開き具合を確認にきた看護師さんが、

「5センチくらいにはなってきたから、陣痛室で!旦那さん、さっき帰ったばっかで申し訳ないけど呼べる?」と!

 

ワーイとりあえず個室にいける!
お隣さんを気にせず呻ける!

 

もう、痛いとかじゃなくて移動したすぎて、スタスタ廊下を歩きました。それはもうスタスタと。
そして振り回されまくった我が夫はまた、パンダがめっちゃ走ってるスタンプを送ってきたのでした。


~⑧なくならん胎動★妊娠あるある崩壊その2~


陣痛室という、自動ドアと分厚いドアの二枚の壁に阻まれたその部屋は、想像していたよりわりと小さく、わりとファンシーでした(壁紙が)。
そしてパンダのスタンプから数分後、夜道を車でぶっ飛ばしてきた旦那がまたしても汗だくになって到着。
時間は夜22時を回るころ。

 

いよいよもって激しくなる陣痛の痛み^^ニコ
しかしここでも、話が違うじゃねえか!!!案件が勃発。

 

「お産が近くなると胎動ってなくなるのよ~まだ動いてるってこたぁアナタの出産はまだねオホホ」

 

と、予定日近辺にいろんなマダムから言われていたワタシですが、

 

めっちゃ動き回ってる!!!!
クッソ動いてるようちの子!!!え!?まだ産まれないつもりなの!?

 

確かに少しずつ胎動の位置は下がってきているような気がするのですが、これがまた陣痛とあいまってめっちゃ痛い
腹が破れるんじゃないかと思ったくらいです。

 

ていうか今考えると、狭くてホントやだったんだろうな~
今もかぶせる服とか脱がせようとするとめっちゃ泣いて暴れるんですわ。イーーー!!!て顔して。

 

そして、股にズンドコ頭突きしているのがわかるくらい、動く、動く、動く。。
以前読んだ東村アキコ先生の育児マンガで、たとえるならば鬼の金棒を子宮の中でグーリグーリまわされてるみたいって言っていたけれども。。

 

さすが漫画家だよ!!!
他のどんな表現よりしっくりくるよ!!
てか世間一般では「鼻からスイカ出すくらい痛い」とかいうけどサ、鼻からスイカ出したことないから全然わかんないよ!!!


そんなこんなで、日付が変わるころには、子宮口もなんとか8センチくらいに到達し、もう痛すぎて意味わからなくなっていました。
腰が割れる!!腹が痛い!!うおあおおおお!!

 

「姉ちゃん絶対ギャーとか痛いとか叫ぶよね、まじうっさそう」

 

などとキャワイイ妹に里帰り中に散々言われていたので、絶対に我慢しきってやるなんて思っていたのですが、、、

 

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」

 

と呪音さながら椅子にしがみつき、夫にドン引きされていたのでした。


~⑨恐怖のいきみ逃し~


出産を経験した妊婦が口をそろえて言うこと、それは、

 

「いきみ逃しが一番ツラかった。。」

 

いきみ逃し=子宮口が最大サイズ(10cmらしい)にならないと、赤子の頭で股が裂けるので、いきまずに耐えること☆
諸説ありますが、超便秘だった後のウンチ(失礼)がでそうなのを我慢するような、とにかく何かが出そうなのを必死で耐えるという状況です。
皆さん硬式テニスボールや握りこぶしなんかでオシリを押してもらったりして、何とか耐えるとか…

これ、聞くのと実際経験するのとではえっらい違いでした。

 

痛いし、股になんか迫ってくるし、ガマンの仕方わかんないし。。
もう、テニスボールなんかじゃワタシだめでした。

途中まではテニスボールで、ダンナ相手に

 

「押して押して押してエエエェェ!!!!!」

と絶叫していたのですが、

 

「グーで押して!!弱い!強く!もっと強く!!!!」

 

スポ根マンガのコーチばりに叫び、最終的にはもう足りなさ過ぎて、己の全体重をかけ、テニスボールの上に座っていました

 

もうほんと途中何度も挫けそうになり、もう股くらい裂けてもいんじゃね?くれてやらァ!!的な思想になっていましたが、

 

「赤ちゃんの頭にコブができてるからね〜いきまないようにね〜」

 

?!?!!?

コブ?!?!!!

怖!!!!!!

 

想像しましたコブつけてうまれてくるとこ

いくらユーモアがある生まれ方とはいえ、さすがに哀れ…!

なので仕方なく耐えます。。スポ根ばりに耐えます。。


そうして8cmから一向に先に進まないお産に、私は心身共に疲弊してゆきました。
22時から、夜は更け、深夜になっても痛みは増すものの出てくる兆しはありません…
そのころは、もうウトウトしては痛みで目覚め、ウトウトしてはまた目覚め、、を繰り返していました。
(ダンナはコーヒー片手に眠気と戦っていた)

 

正直、「立会いってしてもらってもイラつくだけだよ~」なんていう話も聞いていたので、そこまで期待していたわけではありませんでした。
が、ダンナきっての希望により、立会いをしてもらうことに。
結構看護師さん・助産師さんは30分おきくらいにしか状況を見に来てくれないので、この深夜の時間帯、とても心強かったことを覚えています。
そして、精神面だけでなく身体面でも、彼が来てくれたことはここから先、非常に大きい影響を与えるのです…!

 

~続く~

(ごめんなさい)